米為替報告書は買い戻しの「口実」 一時97円台
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週明け15日の東京外国為替市場で円相場は続伸し、一時1ドル=97円台半ばと5日以来の円高・ドル安水準を付けた。米財務省が前週末に公表した為替報告書が円安進行をけん制したと受け止められ、円に買い戻しが広がったためだ。日銀の黒田東彦総裁の「異次元」の金融緩和をきっかけに膨らんだ円売り持ち高をいったん解消するための格好の口実になった。
米財務省が半期ごとに議会に提出する「国際経済と為替政策に関する報告書...
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