経財相、最近の株安「日銀に市場が勝手に期待して落胆」
甘利明経済財政・再生相は15日午前の閣議後の記者会見で、14日の東京株式市場で日経平均株価が年初来安値を更新するなど最近の株式相場の下落について「日銀の対応に市場が勝手に期待して勝手に落胆している」との見解を示した。ほかにはウクライナ情勢の緊迫化などを要因に挙げた。
今後については「成長戦略が徐々に具体化している姿が見えるに従って、それに見合った市場の反応が起こってくる」と期待を表明。「日本経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を強くしていくことが抜本的な対応だ」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕