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日経平均、過度な不安後退で年末9700円か 景気討論会で増田氏

討論する東レ経営研究所の増田貴司チーフエコノミスト(15日午後、東京・大手町)

日本経済新聞社と日本経済研究センターが15日午後に開いた景気討論会で、2012年末の為替相場と株式相場について出席者が示した見通しは円相場が1ドル=76~82円、日経平均株価が8000~9700円になった。2012年度の実質国内総生産(GDP)成長率は、2.0~2.5%と見通した。

東レ経営研究所の増田貴司産業経済調査部チーフエコノミストは1ドル=82円、日経平均は9700円と予想した。「欧州債務問題に対する過度な不安がやわらぎ、過度な円高も後退する」と述べた。日本経済については「内需中心で政策頼みの成長になる」との見方を示し、実質GDP成長率を2.4%と予想した。

日本経済研究所の岩田一政理事長は1ドル=80円、日経平均は9000円を予想。実質GDPは2.0%成長を見込む。「(2012年1~3月期の成長を受けた)いわゆるゲタを除く実力部分では0.7%成長と、0.5%程度とみられる潜在成長率をやや上回る見通し」と語った。

JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは、「欧州が最悪のシナリオをたどった場合、年末までに1ドル=76円程度まで円が買い進まれる展開もあり得る」と指摘。円相場、株式相場ともに値動きの荒い展開になりやすく「年末の日経平均は8000円から9000円の間のどこかだろう」と予想した。実質GDP成長率は2.5%を見込む。

日産自動車の志賀俊之代表取締役最高執行責任者(COO)は、実質GDP成長率について「2.0%を下回らないでほしい」と景気減速を警戒。日経平均は「年初のような9000円や1万円の再来を期待する」と述べ、円相場については「円安を希望する」と語った。〔日経QUICKニュース〕

増田貴司氏(ますだ・たかし) 1983年京大卒、日本債券信用銀行入行。97年調査部経済調査課長。2000年東レ経営研究所入社、02年産業経済調査部長チーフエコノミスト。

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