2019年7月22日(月)

成長率4~6月、年率マイナス1.3% 輸出落ち込み
3四半期連続

2011/8/15付
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内閣府が15日朝発表した2011年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.3%減、年率換算では1.3%減だった。東日本大震災の影響で輸出が落ち込んだことなどを背景に、3四半期連続でマイナス成長となった。ただ、個人消費の底堅さにくわえ、公共投資の増加などが寄与し、日経QUICKニュース社がまとめた民間予測の平均値は上回った。

経済成長の足を引っ張ったのは輸出で、実質で前期比4.9%減と、マイナス幅はリーマン・ショックで落ち込んだ09年1~3月期(25.3%減)以来の大きさだった。自動車や集積回路(IC)などの輸出が落ち込んだという。内閣府は「円高や海外景気の減速、サプライチェーン(供給網)の寸断による供給制約が複合的に混ざり合った」と説明した。

輸出から輸入を差し引いた外需の成長率に対する寄与度はマイナス0.8ポイントで、4期連続で成長の下押し要因となった。

輸出が大きく減少する一方、供給網の復旧も急ピッチで進んだ。震災直後に取り崩していた在庫を積み増す動きがあり、在庫品増加の成長率に対する寄与度は0.3ポイントのプラスに転じた。

個人消費は前期比0.1%減と3期連続で減少した。ただ、地上デジタル放送に対応したテレビや夏物衣類などへの支出が増えたため、減少幅は小幅にとどまった。設備投資は0.2%増と2期ぶりに増加。内閣府は「震災で受けた被害の復旧や復興に向けた支出も一部含まれているのではないか」とみている。

住宅投資は1.9%減と4期ぶりに減少。被災地を中心に、着工の先延ばしなどがあったとみられる。このほか、公共投資は3.0%増と6四半期ぶりの増加。被災地での仮設住宅建設の進ちょくがプラスに寄与した。

生活実感に近い名目GDPは前期比1.4%減、年率は5.7%減。GDPデフレーターは前年同期比でマイナス2.2%と7四半期連続のマイナスだった。〔日経QUICKニュース〕

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