2019年3月24日(日)

街角景気、12月2カ月連続改善 年末商戦が好調

2014/1/14付
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内閣府が14日発表した2013年12月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気実感を示す現状判断指数は前月比2.2ポイント上昇の55.7と2カ月連続で改善した。13年5月(55.7)に並ぶ高い水準。好不況の分かれ目となる50を11カ月連続で上回った。11カ月連続で50を上回るのは05年5月~06年5月の13カ月連続以来。景気回復を背景に冬のボーナスが増え消費者の購買意欲を刺激したほか、消費増税前の駆け込み需要も出て、客単価を押し上げた。年末商戦が好調で、高額品や自動車、家電を中心に売上高が伸びた。

内閣府は街角景気の基調判断を前月の「緩やかに回復しつつある」から「緩やかに回復している」に上方修正した。上方修正は2カ月連続。

家計分野では「客の冬のボーナスが増えている。消費増税前の駆け込み需要も発生している。新型エコカーの発売で新車受注は好調に推移している」(東北の乗用車販売店)との声があった。「時計宝飾など高額品のみならず、コートやスーツといった衣料品の動きが好調。景気の回復と消費増税前のボーナス支給が相まって高単価品をまとめ買いしている」(東海の百貨店)といった前向きなコメントが多かった。

雇用分野では「内定辞退者が出るほど就職内定率は前年同期を上回っている」(四国の大学)との指摘もあった。

2~3カ月後の景気を占う先行き判断指数は0.1ポイント低下の54.7と4カ月ぶりに悪化した。家計分野で「消費増税前に化粧品など買いだめできる商品の売上高が大きく伸びる」(近畿の百貨店)と期待する声があった一方で、「消費増税直前になり、個人消費は耐久消費財への支出のため高単価な外食には抑制的になると思われる。4月以降は不透明感が強い」(東海の高級レストラン)と懸念する見方もあった。「消費増税までのカウントダウンが始まり、耐久消費財などにお金が流れるため不要不急の買い物は後回しになる」(近畿の旅行代理店)と不安視する声も聞かれた。

調査は景気に敏感な小売業など2050人が対象で、有効回答率は90.5%。3カ月前と比べた現状や2~3カ月後の予想を「良い」から「悪い」まで5段階で評価して指数化する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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