越後製菓、「餅の切り込み」巡り控訴 サトウ食品を訴え
切り餅の「切り込み」に関する特許を巡る裁判で、越後製菓(新潟県長岡市)は14日までにサトウ食品工業の特許権侵害を認めなかった東京地裁の判決を不服として知的財産高等裁判所に控訴した。
焼き上がりを美しくするために切り餅の周囲に切り込みを入れる手法を巡り、越後製菓は2009年3月、自社の特許権を侵害しているとしてサトウ食品に製造販売の差し止めと損害賠償を求めて提訴。東京地裁は10年11月に越後製菓の請求を棄却していた。
越後製菓は日経QUICKニュースの取材に対し「おもちに切り込みを入れることでふっくら焼き上がる点は自社の特許だ、という正当性を訴えたい」(営業本部)と説明。一方、サトウ食品は「引き続き当社の正当性を主張していく」とのコメントを発表した。〔日経QUICKニュース〕
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