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ムーディーズ、スペインを3段階格下げ

「銀行支援で債務膨張」

【NQNニューヨーク=滝口朋史】米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、スペインの長期国債格付けを「A3(シングルAマイナスに相当)」から「Baa3(トリプルBマイナスに相当)」へ3段階引き下げたと発表した。さらに格下げの可能性があるため財政状況などの見直しを続け、3カ月以内に結論を出すとしている。トリプルBマイナスは投資適格とされる格付けのなかで最低水準。主要格付け会社3社のなかでも最低となる。

銀行への資本注入のためにスペインがユーロから最大1000億ユーロ(約10兆円)の資金を借り入れれば、政府債務が膨張すると指摘。スペイン国債の利回り上昇(価格下落)で市場からの資金調達が難しくなっているうえ、景気後退で政府の財政がさらに悪化する見通しであることなどを反映した。国債格下げに連動し、スペイン政府が設立した銀行再編基金(FROB)の債務格付けもBaa3へ3段階引き下げた。

ムーディーズは今後のスペイン国債の格付けを判断する上で、ユーロ圏による債務危機対応を注視するとともに、ギリシャがユーロ圏から離脱した場合にユーロ圏が受ける悪影響も考慮するとしている。

スペイン国債を巡っては有力格付け会社フィッチ・レーティングスが7日に「トリプルB」へと3段階格下げしたばかり。ユーロ圏の支援資金がスペインの銀行に直接注入されずFROBを経由すれば、結果としてスペイン政府の財政負担が増えるとの懸念が広がっている。

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