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ゴールドマン、原油買い推奨を取り下げ

【NQNニューヨーク=滝口朋史】米金融大手ゴールドマン・サックスは12日付のリポートで、原油先物相場について「相当調整する可能性がある」として買い推奨を取り消した。北海ブレント先物相場が前週末に1バレル125ドルを突破し2008年7月以来の高値を付けたが、08年当時に比べ在庫が高水準で石油輸出国機構(OPEC)の供給能力も高いと指摘。「(145ドル以上の水準に上昇した)08年とは基礎的な条件が異なる」ため、北海ブレント先物はいったん105ドル程度まで下落するとの予想を示した。

ゴールドマンのアナリストは北海ブレント先物が125ドルを突破した背景として、ドル安や中東・北アフリカ情勢の緊張に加え、投機筋の買い持ち高が08年7月の4倍に膨らんでいると指摘。中東・北アフリカ情勢の緊張は続くが、すでに相場は織り込んでいるとの見方を示した。

一方、米国の石油製品全体の在庫が09年や10年と同程度に高い水準にあるうえ、仮にリビアの石油減産が続いても世界的な供給能力は高まっていると指摘。08年の原油価格高騰のきっかけとなった供給不足は生じないうえ、ガソリン小売価格の高騰が米消費者の需要減退を誘うと予想。投機筋の手じまい売りも巻き込んで相場が大きく調整するとみている。

ニューヨーク原油先物市場の指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)については、3カ月以内に1バレル99.50ドルと100ドルを下回る水準まで下落するとしている。

一方、長期的には原油の需給が引き締まり、12年中にOPECの増産余地が枯渇するとの見方も示した。6カ月以内にWTI先物は100.50ドル、ブレントは105.00ドル、12カ月以内ではWTIが103.00ドル、ブレントが106.50ドルまで回復するとしている。

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