2019年3月21日(木)

3月の経常黒字、2カ月ぶり縮小 東日本大震災で輸出落ち込む

2011/5/12付
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財務省が12日発表した3月の国際収支(速報)によると、経常黒字は前年同月比34.3%減の1兆6791億円だった。前年同月と比べて黒字幅が縮小したのは2カ月ぶり。東日本大震災の影響で自動車メーカーなどのサプライチェーン(供給網)が断絶し、輸出が落ち込んだため。世界的な国債利回りの低下などの流れを受け、所得収支の黒字額が減少したことも影響した。

貿易収支は2403億円の黒字だったが、前年同月と比べ77.9%減、額にして8487億円の大幅な落ち込みとなった。黒字幅の縮小は3カ月連続。うち、輸出は前年同月と比べ1.4%減の5兆6367億円だった。2009年11月以来、16カ月ぶりにマイナスとなった。輸入は16.6%増の5兆3964億円。原油など資源価格の高騰が影響した。

所得収支は1兆5347億円の黒字で、前年同月と比べ8.0%減少した。利子収入の減少に加え、海外企業への直接投資に対する株式配当の減少などが要因という。

このほか、サービス収支のうち旅行収支は1395億円の赤字だった。前年同月は1347億円の赤字。海外旅行者が減ったことなどにより、赤字幅がやや拡大した。

あわせて発表した2010年度の経常黒字は前年度と比べ0.9%増の15兆9210億円だった。1~3月期の経常黒字は貿易黒字額の減少などにより、前期比で24.8%減の3兆7820億円となった。〔日経QUICKニュース〕

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