日銀総裁「景気、前向きな循環」 物価2%に自信

2013/7/11付
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日銀の黒田東彦総裁は11日の金融政策決定会合後の記者会見で、足元の国内景気について「緩やかに回復しつつある」との見方を示した。判断を引き上げた理由について、国内景気が底堅く推移し輸出が持ち直しているなかで「所得・支出への前向きな循環メカニズムが働いている」と語った。

「所得から支出への前向きな循環メカニズムが働いている」。日銀総裁が記者会見(11日)

「所得から支出への前向きな循環メカニズムが働いている」。日銀総裁が記者会見(11日)

予想物価上昇率は「上昇が一服しているものもあるが、日銀短観の販売価格判断指数(DI)や企業、家計、エコノミストなどの調査を踏まえると全体としては上昇を示唆している」と指摘。消費者物価の先行きについては「マクロ的な需給バランスの改善や中長期的な予想物価上昇率を反映して(展望リポートの)見通し期間後半にかけて2%に達成する可能性が高い」との見通しを改めて示した。

記者会見では「複数の委員が物価の見通しにより慎重な姿勢を示した」ことを明らかにした。4月に展望リポートをまとめた際には佐藤健裕、木内登英の両審議委員が「見通し期間後半に物価上昇率2%を達成する可能性が高い」との判断に反対を表明している。ただ、黒田総裁は「4月に慎重な見通しを示した方が今回も慎重な見通しを示した」と語るにとどめ、「複数の委員」の具体的な名前を挙げることは避けた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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