10月の街角景気、2カ月ぶり悪化 台風影響、住宅市場に一服感

2013/11/11付
保存
共有
印刷
その他

内閣府が11日発表した10月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気実感を示す現状判断指数は前月比1.0ポイント低下の51.8で、2カ月ぶりに悪化した。台風の影響で百貨店を中心に売上高が伸び悩んだことに加え、住宅市場では消費増税前の駆け込み需要の鈍化で一服感がみられた。

家計分野では「秋物衣料は、気温の高さや台風など気候の影響を大きく受けて全般に不調に推移している」(東海の百貨店)や、「10月の住宅展示場への来場数は、9月の駆け込み需要の反動で前年比4割減」(近畿の住宅展示場)といった厳しいコメントが目立った。

ただ指数は好不況の分かれ目となる50を9カ月連続で上回っており、内閣府は街角景気の基調判断を前月の「着実に持ち直している」で据え置いた。

2~3か月後の景気を占う先行き判断指数は0.3ポイント上昇の54.5で2カ月連続で改善。年末商戦への期待感がみられた。家計分野で「消費増税前の駆け込み需要が早くも始まり、4Kテレビなど高付加価値商品の需要が喚起される」(北海道の家電量販店)や「宿泊は年末年始がほぼ満室で、宴会もクリスマスを除く忘年会の需要が好調」(近畿の都市型ホテル)という声が出ていた。

調査は景気に敏感な小売業など2050人が対象で、有効回答率は92.2%。3カ月前と比べた現状や2~3カ月後の予想を「良い」から「悪い」まで5段階で評価して指数化する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]