日銀、貨幣博物館を初改装 来年11月に展示一新し再オープン
日銀は10日、運営する貨幣博物館を改装工事のため一時閉館すると発表した。1985年の開館以来、改装するのは初めて。バリアフリー化を進めるほか、展示内容も一新する。今年の年末に閉館し、来年の11月ごろに再オープンする予定だ。
貨幣博物館は日本銀行本店の分館に併設されている。古今東西の貨幣や紙幣を展示し、通貨の歴史や仕組みについて学ぶことができる。改装工事の総工費は2億円。バリアフリー化や外国語への対応を進めるほか、体験型展示を拡充するなど「全く違うものに変えたい」(日銀)という。
貨幣博物館の昨年の入場者は約10万人。85年の開館当初は入館が予約制で平日のみの営業だった時期もあり、年間の入場者は2万人を下回ることもあった。近年は休館日を月曜日のみとしたことや、企画展を充実させたことなどから来場者は増加している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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