2019年3月26日(火)

13年の経常黒字、最小の3兆3061億円 貿易赤字は最大

2014/2/10付
保存
共有
印刷
その他

財務省が10日発表した2013年の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は3兆3061億円の黒字だった。黒字幅は前年に比べ31.5%縮小し、現行基準で比較可能な1985年以降では12年(4兆8237億円の黒字)を下回り最小だった。円安を背景に海外投資の見返りである所得収支の黒字幅は過去最大となったが、原粗油など燃料輸入が高水準で貿易赤字が過去最大となったことが影響した。

貿易・サービス収支は12兆2349億円の赤字で、過去最大を更新した。貿易収支は輸送の保険料や運賃を含まない国際収支ベースで10兆6399億円の赤字。3年連続の赤字で、赤字幅は12年(5兆8141億円)を上回り過去最大だった。円安を背景に輸出額は前年比9.0%増の66兆9694億円で3年ぶりに増えた。米国向けの自動車や中国向けペットボトル原料などの有機化合物が増えた。一方で輸入額は15.4%増の77兆6093億円。4年連続で増え、過去最大となった。燃料に加え光電池など半導体等電子部品やスマートフォンなど通信機輸入が増えた。旅行や輸送動向を示すサービス収支は1兆5950億円の赤字だった。

所得収支は16兆5318億円の黒字で、前年より黒字幅は15.8%拡大した。3年連続の拡大で、黒字幅は07年(16兆4670億円)を上回り過去最大だった。企業の海外事業投資の見返りである直接投資収益と、配当金や利子など証券投資収益がともに増えた。

円相場は1ドル=97.71円で、前年比22.5%の円安(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)だった。

併せて発表した13年12月の経常収支は過去最大となる6386億円の赤字だった。赤字は3カ月連続。赤字が3カ月連続となるのは12年11月~13年1月以来となる。貿易・サービス収支は1兆4450億円の赤字で、12月としては過去最大だった。赤字は21カ月連続で、赤字幅は前年同月に比べ6244億円拡大した。うち貿易収支は1兆2126億円の赤字で、12月としては過去最大。輸入額は7兆726億円で過去最大だった。サービス収支は2324億円の赤字だった。

所得収支の黒字は前年同月比24.1%増の8843億円で、4カ月連続で増えた。直接投資収益、証券投資収益ともに増加した。季節調整済みの経常収支は1967億円の赤字で、4カ月連続の赤字だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報