/

コンプガチャの中止広がる 現金取引の防止策も

ソーシャルゲーム(交流ゲーム)大手のディー・エヌ・エーグリーなどが課金システム「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の中止を9日に発表したことを受けて、中止を表明する関連企業が10日も相次いだ。

バンダイナムコホールディングスは子会社のバンダイナムコゲームスやバンダイナムコオンラインが配信するソーシャルゲームに関して、コンプガチャを中止すると発表した。「アイドルマスターシンデレラガールズ」など、現在配信中のゲームのコンプガチャも5月末までに順次終了する。同社のソーシャルゲーム関連の売上高150億円のうち、コンプガチャの寄与は30億~40億円と試算しているが、バンナムHDの業績への影響は軽微として2013年3月期業績予想は変更しなかった。

コナミは12年3月期の決算会見で、田中富美明最高執行責任者(COO)がコンプガチャについて「取りやめることを決定し、(取りやめの)処置に入っている」と表明した。業績に与える影響については「コンプガチャの売り上げは前期のソーシャルゲームの売り上げの5%弱。収益へのインパクトは特に大きいとも小さいとも考えていない」と述べた。

ほかにもボルテージや大証ジャスダック上場のクルーズ、東証マザーズ上場のドリコムアクセルマークなどが提供するゲームでのコンプガチャ中止を相次ぎ表明した。

対策を進める企業もある。9日にコンプガチャの中止を発表したKLabは10日、ゲームの利用者同士がインターネットオークションなどを通じ、現金でゲームのアイテムを売買するリアルマネートレード(RMT)を防止する対策を始めると発表した。ネットへの投稿を有人で24時間監視するサービスを手がけるガイアックス(東京・品川)と協力し、RMT防止対策専用の投稿監視サービスを10日から導入し始めた。

具体的な対策としては、監視の専門チームが24時間体制でオークションサイトなどでRMTに利用されているアイテムを発見し、サイト側に削除を要請する。これまでは不定期にゲームを監視する体制をとっていた。KLabによると、現在はユーザーの任意によるとして、オークションサイトが削除要請に応じないケースもあるという。ガイアックスが持つサイト監視の専門的なノウハウを活用することで、迅速な対応につなげられるとみている。

ゲームプレーヤー同士のアイテム交換方法も見直す。直接取引に替わりゲーム内にアイテムを交換するための「市場」を設け、提供者が分からないようにする機能を導入。相手を特定できなくすることで、ゲームの外で現金取引を防ぐ。また、ゲーム上では対価を求めないアイテムの贈与についても対象や回数を限定して営利行為の防止につなげるという。〔日経QUICKニュース〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン