音楽ソフト制作、売上高3カ月連続増加 ヒット多く
経済産業省が10日発表した10月の特定サービス産業動態統計(速報)によると、音楽ソフト制作業の売上高は前年同月比10.1%増と3カ月連続で増加した。ヒット曲に恵まれ、CDの販売収入に加えて著作権関連の収入が伸びた。映像情報制作・配給業も洋画、邦画共に好調で1.2%増と8カ月連続で増加した。
物品リース業の契約高は7.4%増と6カ月連続で増加した。政府系機関や通信事業者向けの情報関連機器、卸売業向け設備の大型案件があった。エンジニアリング業の受注高は欧州向けの化学プラントや中央アジア、中東向けの石油化学プラントの大型案件があり4.5%増と3カ月ぶりに増加。機械設計業の売上高は自動車関連が伸び、7.8%増だった。
一方、対個人サービス業は「劇場・興行場、興行団」が17.3%減と2カ月ぶりにマイナスに転じた。昨年にプロ野球公式戦の開催が東日本大震災の影響で後ずれした反動が出た。ゴルフ場とゴルフ練習場は前年に比べて土日祝日が2日少なかったことが影響し、それぞれ4.6%減、5.0%減だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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