米恐怖指数が急上昇 2年5カ月ぶり高水準

2011/8/9 7:13
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【NQNニューヨーク=横内理恵】8日のシカゴ・オプション取引所で株式市場の不安心理を測る目安になる変動性指数(VIX)が急上昇し、前週末比16.00ポイント(50.0%)高い48.00で終えた。終値としては2009年3月9日以来、約2年5カ月の高水準となる。前週末に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債を最上級から格下げしたほか、世界的な景気懸念や欧州財政不安から金融市場を取り巻く不透明感が強まっている。同日の米株式市場でダウ工業株30種平均が634ドル下げるなど、各国の株式相場が下げ止まらないことがVIXの上昇につながった。

VIXは株価指数オプションの価格から市場の予想変動率を算出したもの。株価の下落局面で上昇しやすいため「恐怖指数」とも呼ばれる。20を超えると市場の不安心理が高まった状態、30を超えると先行きへの警戒感が非常に強い「総悲観」状態を示すとされる。リーマン・ブラザーズの経営破綻など金融危機を受けて、08年秋には80を超える水準に上昇していた。

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