8月の経常黒字1615億円に縮小 所得収支の黒字9カ月ぶり減

2013/10/8付
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財務省が8日発表した8月の国際収支(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1615億円の黒字だった。7カ月連続で黒字だったが、前年同月と比べ黒字額は63.7%減った。円安を背景に原粗油などのエネルギー輸入額が膨らみ、貿易収支が8月としては現在の基準で比較可能な1985年以降で最大の赤字だったうえ、所得収支の黒字は9カ月ぶりに減った。

貿易・サービス収支は1兆392億円の赤字。赤字は17カ月連続で、赤字額は8月としては最大だった。うち貿易収支は、輸送の保険料や運賃を含まない国際収支ベースで8859億円の赤字だった。輸出額は米国向け自動車や中国向けの有機化合物などが増え14.1%増加した。一方で輸入額は16.4%増。エネルギー輸入に加え、半導体等電子部品や衣類などが増えた。旅行や輸送動向を示すサービス収支は1533億円の赤字だった。

所得収支の黒字は前年同月比10.0%減の1兆2530億円。円安もあって海外からの配当金受け取りなど証券投資収益は増えたが、海外企業による送金の増加などで直接投資収益が減少したことが影響した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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