2019年1月22日(火)

5月の経常黒字額、51.7%減 貿易収支の赤字響く

2011/7/8付
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財務省が8日発表した5月の国際収支状況(速報)によると、経常黒字額は前年同月と比べて51.7%減の5907億円だった。所得収支の黒字額は拡大したが、貿易収支が2カ月連続の赤字だったため、3カ月連続で前年同月を下回った。

貿易赤字は7727億円で、前年同月の4027億円の黒字から大幅に減少、赤字に転じた。自動車など日本の主力産業の輸出が落ち込んでいる。原粗油や液化天然ガス(LNG)といった燃料の輸入が増えたことも、2カ月連続での赤字につながった。

サービス収支は176億円の赤字で、前年同月に337億円だった赤字額が縮小した。旅行者の減少が重しになる一方、東日本大震災に伴う保険会社の再保険金の受け取りが改善に寄与したという。これらを合わせた貿易・サービス収支は7903億円の赤字だった。前年同月は3689億円の黒字だった。

所得収支は前年同月と比べて57.5%増え、1兆4581億円の黒字だった。投資信託の分配金などに加えて債券の利子収入があったため。黒字幅が2カ月連続で拡大した。貿易赤字を所得黒字が支える構造が続いている。

財務省は、先行きについて「LNGや原粗油は原子力発電の代替エネルギーではあるが、今後は復興の需要としても増えてくる。どれほどのペースで復興が進むのか注視したい」としている。〔日経QUICKニュース〕

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