1月の携帯契約数、NTTドコモ2カ月ぶり純減
携帯電話3社が7日に発表した1月の携帯電話契約件数によると、NTTドコモは新規契約から解約を差し引いた純増減数が1万2900件のマイナスになった。純減は2012年11月以来2カ月ぶり。
番号持ち運び制度(MNP)では14万4700件の流出超過だった。NTTドコモは1月22日に春商戦向けの新機種を発表したことで、新機種の発売を待つ買い控えが起き純減に響いたとみられる。
米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)5」を扱うソフトバンク傘下のソフトバンクモバイルと、KDDIの優勢が続いている。ソフトバンクは24万1600件の純増で13カ月連続の首位。KDDIは16万7500件の純増だった。
MNPでもソフトバンクとKDDIは転入が転出を上回った。転入超過件数はソフトバンクが6万1800件、KDDIが8万3900件だった。
ソフトバンクは高速携帯通信網「LTE」の整備などで「ネットワークの品質改善が浸透してきたのも契約数の増加につながっている」(広報室)と説明した。KDDIは「iPhone5の販売は引き続き社内計画を上回って推移している」(広報部)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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