2019年1月16日(水)

7月の景気一致指数、4カ月連続低下 世界経済減速で生産停滞

2012/9/7付
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内閣府が7日発表した7月の景気動向指数(CI、2005年=100)速報値によると、景気の現状を示す一致指数は前月比1.3ポイント低下の92.8だった。低下は4カ月連続。世界経済の減速のあおりを受けて、生産活動に弱さが目立ってきた。

一致指数について、速報段階で判明している10の指標のうち、9つで悪化した。世界的な景気の不透明感から輸出が伸び悩み、半導体など電子部品・デバイスを中心に生産や出荷が減少した。

エコカー補助金によって高水準を維持してきた自動車の出荷や販売の伸びにも一服感が出て、指数の押し下げ要因となった。また製造業を中心に所定外労働時間や大口電力の使用量が低下するなど、生産面での悪影響は経済の裾野にも広がりつつある。

数カ月後の先行きを示す先行指数は1.4ポイント低下の91.8と4カ月連続で悪化した。出荷が伸び悩んでいることを受けて、生産財に加え液晶テレビなど耐久財の在庫が増えた。消費者態度指数や中小企業の売り上げ見通しなどマインドの悪化も先行きの不透明感につながった。

内閣府は一致指数の動きから機械的に求める景気の基調判断を「足踏み」で据え置く一方で、今後については「世界的な景気の状況がどうなるかが大きなファクターになる」と指摘。先行きに対して警戒感を強めた。

景気に数カ月遅れる遅行指数は0.3ポイント低下の86.3と3カ月ぶりに低下した。家計では自動車の購入費や維持費への支出が抑えられているほか、完全失業率の改善が止まったことも影響した。

指数を構成する経済指標のうち、3カ月前と比べて改善した指標が占める割合を示すDIは一致指数が20.0%、先行指数が33.3%だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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