2019年8月21日(水)

9月の景気一致CI、2カ月連続低下
海外成長鈍化で生産落ち込み

2011/11/7付
保存
共有
印刷
その他

海外成長鈍化で生産が落ち込んでいる(テレビ東京)

海外成長鈍化で生産が落ち込んでいる(テレビ東京)

内閣府が7日発表した9月の景気動向指数速報(CI、2005年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.4ポイント低下の88.9だった。世界経済の成長が鈍化し、生産が落ち込んだことが影響した。低下は2カ月連続。

一致CIを押し下げたのは、投資財出荷など生産関連の指標だった。欧米や新興国の景気回復には陰りが出ており、海外向けの需要減退が生産の足を引っ張った。地上デジタル放送への完全移行が終了し、液晶テレビなど消費関連の落ち込みもマイナスに拍車を掛けた。内閣府は、10月以降に関して「タイの洪水の影響も加わり、下振れリスクがある」とみている。

数カ月後の先行きを示す先行指数も2.2ポイント低下の91.6と2カ月連続で低下した。世界的な景気減速の懸念や欧州の債務問題の深刻化を受けて、商品市況や株価などリスク資産の価格が下落したことが影響した。住宅は東日本大震災で見送られていた着工の進捗が9月は一巡。自動車などの海外への出荷が伸びずに在庫率が上昇していることもマイナスに寄与した。

一方で、景気に数カ月遅れる遅行指数は1.7ポイント上昇の85.9。完全失業率の改善や法人税収入の増加が指数を押し上げた。

内閣府は、基調判断を「下げ止まりを示している」に据え置いた。10月19日開催の景気動向指数研究会(座長・吉川洋東大教授)で基準が見直されたため、基調判断を見直し前の「改善を示している」から「下げ止まり」に修正していた。

 2011年2月以降の一致、先行、遅行各CIと基調判断の推移は以下の通り。

一致CI先行CI遅行CI基調判断
2011年2月94.395.685.7「改善」
3月86.392.683.3「下方への局面変化」
4月85.790.385.0「下方への局面変化」
5月88.191.584.3「下方への局面変化」
6月90.493.284.2「下げ止まり」
7月90.494.883.4「下げ止まり」
8月90.393.884.2「下げ止まり」
9月88.991.685.9「下げ止まり」

〔日経QUICKニュース〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。