ドコモ携帯契約、2カ月連続純増 11月9万3400件
携帯電話3社が6日発表した11月の携帯電話契約件数で、NTTドコモの新規契約から解約を差し引いた純増数は9万3400件だった。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の新型機「5s」と「5c」の在庫不足が改善したことで2カ月連続の純増となった。10月から順次発売している新商品が顧客に浸透してきたことも貢献した。
純増数の首位は23カ月連続でソフトバンク傘下のソフトバンクモバイルで、純増数は23万7100件だった。障害物を避けやすい900メガヘルツの周波数帯「プラチナバンド」や高速データ通信サービス「LTE」などつながりやすさを全面的にアピールした効果が引き続きけん引した。俳優の堺雅人さんなどを起用したテレビコマーシャルの訴求効果も大きかったという。
KDDIは19万200件の純増だった。11月末に投入した「isai(イサイ)」など新商品を一段と充実させたことが奏功した。
番号持ち運び制度(MNP)では、KDDIが5万6800件の転入超過で26カ月連続で転入の首位だった。割引キャンペーンが引き続き他社からの乗り換えを促進した。ソフトバンクは1万2300件の転入超過だった。NTTドコモは6万8600件の転出超過となったが、今年度中で最もマイナス幅が縮小した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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