NTT社長、携帯シェア競争「しかけられている以上避けられず」
NTT(9432)の鵜浦博夫社長は5日午後、2013年4~6月期決算発表で記者会見し、携帯電話のシェア競争について「当初想定していたよりも厳しいというか熾烈(しれつ)だ」との認識を示した。そのうえで「スマホ(スマートフォン)への移行もあってのことで、しかけられている以上は避けられない」と述べた。料金の割引を拡大する点は「将来の利益を使うのでなく、コストを引き下げることで立ち向かうべきだ」と強調した。
NTTドコモ(9437)が販促費投入をソニー(6758)と韓国サムスン電子の2機種に絞り込む「ツートップ戦略」について「6月の純増数が振るわなかったことだけを見て(成否を)判断するのはいかがなものかと思う」と言及。NTTドコモが7日発表する7月の携帯電話の契約件数について、同社が純増数を伸ばしていることを示唆した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕