楽天が4日発表した2011年1~6月期連結決算は、最終損益は413億円の赤字(前年同期は171億円の黒字)だった。消費者金融事業の売却などで特別損失が813億円に膨らんだことが響いた。売上高と経常利益は過去最高を更新した。
売上高は前年同期比8%増の1776億円、経常利益は5%増の290億円。主力のインターネット通販や宿泊予約は東日本大震災以降も好調が続いた。
同社は子会社の楽天KC(福岡市)から楽天カード事業を分離しグループ内に残したうえで、それ以外の消費者金融事業を中堅ノンバンクのJトラストに売却。これに伴って、多額の特別損失が発生した。〔日経QUICKニュース〕