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平野三菱UFJ銀頭取「銀信証連携で成長支援」(金融力シンポ)

三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取は3日午後、「ニッポン金融力会議」のプロジェクト、第1回トップ・シンポジウム「次を創る金融へ」(主催・日本経済新聞社)で講演した。日本経済の構造問題として少子高齢化と政府債務の累増を挙げ、「成長力を向上させることが何より重要だ」と述べた。金融と密接した方策として、(1)企業再生(2)日本企業の海外進出(3)個人金融資産の有効活用――の3点を指摘。こうした課題に「対応できる力を日本の銀行は持っている」と語った。

講演する三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取

講演する三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取

企業の成長力強化に向けた三菱UFJフィナンシャル・グループの取り組みについては、銀行・信託・証券の連携によるグローバル展開を説明。中核的戦略として昨年6月末に持ち分法適用会社にした米モルガン・スタンレーとの協業を示し「内外で着実に成果を挙げている」と語った。さらに「中小企業の再生は日本経済の再生、成長力向上に欠かせない」と述べ、法人・個人一体型の金融事業をテコ入れする考えを示した。

日本企業の海外進出に伴い「邦銀が現地でサポートする分野は拡大している」と強調した。貿易決済の効率化やM&A(合併・買収)、マーケティング支援を強化する方針を掲げた。成長力の高いアジアを中心に、プロジェクトファイナンス(事業開発金融)など企業の需要にグループ一体で応える姿勢を示した。

日本経済の活性化には約1500兆円の個人金融資産の有効活用が必要だと指摘。「『貯蓄から投資へ』は今後も変わることのない大きな潮流だ」と訴え、運用支援に向けた取り組みを強化していくと語った。

2013年から段階的に導入される国際的な銀行の自己資本規制強化に触れ、邦銀の体力は「欧米諸国の銀行と比べて優位で、遜色のない水準だ」と説明した。投資銀行型から商業銀行型ビジネスへの回帰を迫られている欧米銀と対比して「規制改革の影響は相対的に軽微」とも語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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