シャープ株が急落、一時200円割れ 80年以降で初

2012/8/3 9:41
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3日午前の東京株式市場でシャープ株が急落した。売り気配で始まった後、前日比69円(26%)安の198円まで下落。株価の200円割れは1980年以降で初めて。2日の大引け後に2012年4~6月期の連結決算とあわせ、13年3月期の最終赤字が2500億円に拡大するとの見通しを示し、一段の収益悪化を嫌気した売りが膨らんでいる。薄型テレビの販売が苦戦したことに加え、液晶パネルの売り上げも苦戦。市場では「ある程度の下振れは覚悟していたものの、テレビの落ち込みは想定以上に厳しい」(国内証券アナリスト)との声があった。

会社側は現在3割程度の堺工場の稼働率が10月以降に8~9割になるとの見通しを示している。SMBC日興証券の三浦和晴シニアアナリストは「上期中に在庫の適正化を進め、下期の営業黒字を計画するが、達成にはまだリスクが残る」と指摘。「薄型テレビが厳しいのはソニーやパナソニックも同じだが、前期中に工場の減損や工場閉鎖、構造改革を進めた2社との間に差が出てきている」と話していた。

モルガン・スタンレーMUFGアナリストの小野雅弘氏も3日付リポートで「中小型液晶の下期黒字化前提は依然大きなリスクを含む」と指摘している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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