2019年1月19日(土)

4~6月期設備投資7.7%増 法人企業統計 金属製品など伸び

2012/9/3付
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財務省が3日発表した4~6月期の法人企業統計によると、金融機関を除く全産業の設備投資は前年同期比7.7%増の8兆3092億円となり、3四半期連続で増えた。東日本大震災後に落ち込んだ前年の反動があり、自動車用の金属製品などの投資が伸びた。全産業の経常利益は2四半期連続で増加。エコカー補助金の効果があった自動車がけん引した。

資本金1000万円以上の企業の状況をまとめた。財務省は企業部門の動向について「欧州の政府債務危機を巡る不確実性が依然高いなか、世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動が、日本の景気を下押しするリスクとなっていることには留意する必要がある」としている。

産業別の投資動向では、製造業のうち、金属製品が自動車向け金型などへの投資を増やした。製薬工場の新設があった化学も伸びた。一方、鉄鋼は新興国経済の減速に伴い、先行きの需要が不透明とみて投資を減らした。非製造業ではスマートフォン関連の投資が拡大している情報通信の増加が目立った。

ソフトウエアを除く全産業の設備投資額の季節調整値は前期比0.5%減だった。結果は内閣府が10日に発表する4~6月期の国内総生産(GDP)改定値に反映する。

全産業の売上高は313兆3008億円で前年同期比1.0%減。資源価格の下落を背景に商社が全体を押し下げた。経常利益は12兆6461億円で11.5%増。自動車の増益が目立った。生産力の回復にエコカー補助金の効果が重なったほか、北米向けが好調だった。

財務省が併せて発表した2011年度の法人企業統計によると、企業の設備投資は金融業と保険業を除く全産業で前年度比0.7%増の33兆3165億円だった。設備投資の増加は2年ぶり。売上高は全産業で0.3%減と2年ぶりの減収だった一方、経常利益は3.5%増で2年連続の増益だった。

年度ベースは280万社が対象で、四半期ベース(107万社対象)よりもカバー範囲が広い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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