2019年2月19日(火)

日銀短観、大企業製造業DIマイナス4 予想下回る
先行きはマイナス3

2012/4/2付
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日銀が2日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でマイナス4となり、昨年12月の前回調査と横ばいだった。QUICKが集計した民間の予測中央値(マイナス1)を下回った。

2月に日銀が予想外の追加金融緩和に踏み切った後、円高修正や株高が進んだことで、景気に対する過度な悲観論が後退。米景気が底堅いことに加え、昨年秋のタイ洪水の影響が薄れた。ただ、外部環境の好転が収益面に貢献するのは4月以降になるうえ、新興国の成長鈍化や原油高など世界経済を覆う不安要因は残るため、足元の景況感は改善しなかった。

業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。調査期間は2月23日~3月30日。

業種別では、自動車や電気機械が改善。タイの洪水の影響で落ち込んだ影響が解消し、エコカー補助金の効果も出た。一方、化学が悪化した。原油価格の上昇が収益圧迫要因として意識された。

3カ月先のDIは、大企業製造業がマイナス3と、現状より1ポイント改善する見通し。市場予測の中央値(プラス1)を下回った。今回初めて公表された2012年度の事業計画では、前提となる想定為替レートが大企業製造業で1ドル=78円14銭と、11年度の78円93銭よりも円高水準に設定された。

一方、内需関連は堅調な動きが続いている。大企業非製造業のDIはプラス5と、前回から1ポイント改善した。東日本大震災の復興関連需要の増加を背景に建設などの業況が上向き始めた。3カ月先のDIは横ばいのプラス5を見込む。

中小企業は製造業が2ポイント悪化のマイナス10、非製造業は3ポイント改善のマイナス11だった。〔日経QUICKニュース〕

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