サッポロビール、バカルディのラム酒を気軽に楽しめる缶飲料
サッポロビール(東京・渋谷)は、昨年提携した酒類大手のバカルディ社(英領バミューダ諸島)が持つラム酒「バカルディ」を使った缶入りアルコール飲料2種を4月25日に発売する。バーで飲むような本格的な味わいを家庭でも気軽に楽しめる商品として売り込む。
「バカルディ モヒート」はラムにミントとライム、ソーダを加えたカクテルで、爽やかな香りが特徴。「バカルディ キューバ リブレ」は、ラムとコーラにライムの風味をプラス。キレの良い味わいが楽しめるという。
350ミリリットルの缶入りで参考小売価格は税抜き189円。2012年12月までに「バカルディ モヒート」は23万5000ケース(1ケースは350ミリリットル24本換算)、「バカルディ キューバ リブレ」は18万5000ケースの販売を見込む。
1日記者会見した寺坂史明社長は「クールな新しいRTD(栓を開けてそのまま飲むスタイルの低アルコール飲料)の登場だ」と説明。ハイボールやカクテルドリンクなどRTDの販売量について「今年は昨年の3倍売り上げる計画だが、その核となる商品だ」と述べた。サッポロビールはRTDの販売を11年実績の68万ケースから、12年には250万ケースに伸ばす計画だ。〔日経QUICKニュース〕