2019年1月21日(月)

燃費35.4km/Lで格安のハイブリッド車 トヨタ自動車「アクア」

2012/2/10 7:01
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トヨタ自動車の「アクア」

トヨタ自動車の「アクア」

トヨタ自動車は世界トップクラスの燃費性能を持ち、価格も抑えた小型ハイブリッドカー「アクア」を2011年12月26日に発売した。小型・軽量・効率化した最新の1.5Lハイブリッドシステムを搭載し、JC08モードは35.4km/L、10.15モードは40.0km/L。

コンパクトなボディーに、高い空力性能とゆとりある室内空間を確保した。ハイブリッドバッテリーを後部座席下に配置することで、容量305Lの広い荷室空間を実現した。2550mmの長いホイールベースに加え、エンジンユニットを低く配置する低重心設計で、操縦性を高めている。

センターメーター内には、楽しくエコ運転ができるエコドライブサポート機能を採用。価格は169万円からに抑えた。販売目標は月1万2000台。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

ホンダの「フィットハイブリッド」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

ホンダの「フィットハイブリッド」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

新型ハイブリッドエンジンを搭載。膨張比を高めてエネルギーの変換効率を高めるアトキンソンサイクルエンジンとした。排ガスを冷却しながら再循環させるクールドEGRシステムも採用して、圧縮比も改善。電動ウオーターポンプを採用し、冷却水を細かく制御する。

プリウスに比べてエンジンは16.5kg減、駆動用・発電用モーター、動力分割機構などで構成するトランスアスクルは8.0kg減、ハイブリッドバッテリーは11.0kg減などシステム全体では42kg減となった。燃費35.4km/Lは最高水準にある。

プリウス、リーフなどのエコカーはのっぺりした外観が多いが、アクアはフロント方向指示器の部分が張り出していて、台形のラジエーターグリルとともに精悍(せいかん)な印象を与える。後部もバンパー部分が大きく張り出しており、ルーフスポイラーもあってスポーツ車を思わせる。

価格も169万円からとハイブリッド車としては格安だ。日経産業地域研究所の調査では、エコカーに関心が高いのはおカネにゆとりのある中高年で、若者は価格志向が強い。しかしアクアのような低価格で、デザインが個性的なエコカーが登場してくると事情が変わってくるかもしれない。

価格169万円(Lグレード)~
販売目標月1万2000台
発売2011年12月26日
JC08モード35.4km/L
排気量1.5L
エンジン水冷直列4気筒(DOHC)、最高出力54kW(74PS)/4800rpm、
最高トルク111N・m(11.3kgf・m)/3600~4400rpm
モーター最高出力45kW(61PS)、最高トルク169N・m(17.2kgf・m)
大きさ全長3995×全幅1695×全高1445mm
ホイールベース2550mm
車両重量1050kg
乗車定員5人

【ベンチマーク商品】

ホンダの「フィットハイブリッド」。2010年10月8日発売。159万円~。JC08モード26.0km/L。排気量1.3L。エンジン水冷4気筒(SOHC)、最高出力65kW(88PS)/5800rpm、最高トルク121N・m(12.3kgf・m)/4500rpm。モーター10kW(14PS)/1500rpm、最高トルク78N・m(8.0kgf・m)/1000rpm。全長3900mm、全幅1695mm、全高1525mm、ホイールベース2500mm。車両重量1130kg。乗車定員5人。

「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。

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