2019年9月17日(火)

任天堂・岩田社長、進退かけた来期への覚悟
下方修正受け、「営業利益1000億円」を公約

(1/3ページ)
2013/1/31 18:41
保存
共有
印刷
その他
31日、都内で任天堂の決算、および経営方針説明会に臨んだ岩田聡社長は、来期の業績について「営業利益1000億円以上を目指すということを、私たち経営陣のコミットメントとしてお知らせしたい」と語り、自身の進退についても言及した。任天堂は30日に四半期決算を公表すると同時に、通期決算の下方修正を発表。2013年3月期は2期連続の営業赤字に陥る見込みとなったことを受け、岩田社長自ら、経営責任の取り方を示唆した格好だ。

「年末商戦で予定通りの結果を残すことができず、また、足元でWii Uが勢いを保てていないことから、業績予想の本業の部分で下方修正をご報告せざるを得なくなりました。最重要の年末商戦で十分な結果を出すことができず、責任を痛感しております」――。

経営方針説明会に臨む任天堂経営陣。岩田聡社長(中央)は硬い表情だった(31日、東京都千代田区)

経営方針説明会に臨む任天堂経営陣。岩田聡社長(中央)は硬い表情だった(31日、東京都千代田区)

31日に開催された任天堂の経営方針説明会。岩田社長はその冒頭、こう陳謝した。

2013年3月期の連結営業損益は、従来予想の200億円の黒字から一転、200億円の赤字へ。年最大の年末商戦において、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」、据え置き型ゲーム機「Wii U」ともに、ハードとソフトの販売が予想を下回ったことが響いた。

■販売不振で悲観する株式市場

下方修正された今年3月末までの販売予想は、Wii U本体が従来予想比150万台減の400万台、Wii U向けソフトが同800万本減の1600万本。3DSは本体が同250万台減の1500万台、ソフトが同2000万本減の5000万本。これに伴い、通期の売上高予想を、従来予想比1400億円減の6700億円とした。最終損益は円安効果で従来予想比80億円増の140億円となる見通し。株価は3日連続で下落。31日は前日から5%近く値を下げ、終値は8920円(大証1部)となった。

「3DSは世界最大の市場である米国でよい流れをつくれなかった」「Wii Uは製品の魅力が伝わりにくく、大きな社会的な話題を生み出すことができなかった」「年明け以降、Wii Uの販売が予想以上に失速した」……。岩田社長の口から厳しい現実が語られた。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

任天堂を読み解く人気コラム

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。