「USB3.0」で外付けHDDはこれだけ速くなる
フリーライター 竹内 亮介

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2010/5/1 8:00
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奥の黒い台が「裸族のお立ち台USB3.0」。上にあるスリット部分に内蔵用HDDを差し込むと、外付けHDDとして使えるようになる。実勢価格は7000円前後

奥の黒い台が「裸族のお立ち台USB3.0」。上にあるスリット部分に内蔵用HDDを差し込むと、外付けHDDとして使えるようになる。実勢価格は7000円前後

実験環境としてUSB3.0対応のHDD用接続ケース「裸族のお立ち台USB3.0」(センチュリー)で作った外付けHDDを用意し、自作パソコンのUSB3.0ポート(バッファローのIFC-PCIE2U3を装着)とUSB2.0ポートのそれぞれに挿したときの転送速度を比較した。

転送速度の計測に使用したHDDは、回転数が毎分7200回転の高速モデルと毎分5400回転の低速モデルの2台。いずれも容量は1テラバイト。参考データとして、これらの外付けHDDをマザーボードのシリアルATAポートに接続し、内蔵HDDとして使用した場合のデータも併記した。

転送速度の比較に使ったのは「CrystalDiskMark 3.0.0b」(作者:ひよひよ氏)。HDDなど主にストレージ類の転送速度を計測するためのベンチマークソフトだ。今回の比較では、テストデータ1ギガバイト、テスト回数5回の標準的な設定を選択した。下のグラフにまとめたのは連続読み込みと連続書き込みの2種類のデータで、数値が大きいほど性能が高い。


USB3.0で接続すると、外付けHDDでも内蔵HDDとして使う場合とほぼ同じ速度でデータがやりとりできることが分かった。わずかにシリアルATAで接続したときの方が速いが、誤差のレベルにとどまっている。USB2.0で接続したときと比べると、速度は3倍以上。大容量データを読み書きしても応答性が速いことが体感できる。

インターフェースカードの組み込みではドライバーのインストールが必要だが、面倒な作業はそこまで。今まで使ってきたUSB機器と同様、自由に周辺機器を接続して利用できる。読み書きの速度も満足できる結果を示した。

パソコンの基本インターフェースとしてUSB3.0が搭載されるのは、早くても来年秋以降になるだろう。それまで待つのもいいが、導入コストは前述の通り5000円程度。外付けHDDを高速に利用したいなら、自力で始めてもいいだろう。

今回の自作PCの仕様
CPUCore i7-920(インテル)
メモリー6ギガバイト
マザーボードP6T Deluxe(台湾アスース)
起動HDD1テラバイト
OSウィンドウズ7 アルティメット 64ビット版
 勧めたいのが、外付けHDDをデータの保存場所として使用しているノートパソコンのユーザー。今まで使用してきた外付けHDDとは次元の違う使い勝手を体感できるはずだ。
〈筆者プロフィル〉 竹内亮介(たけうち・りょうすけ) 1970年栃木県生まれ、茨城大学卒。毎日コミュニケーションズ、日経ホーム出版社、日経BP社などを経てフリーランスライターとして独立。モバイルノートパソコン、情報機器、デジタル家電を中心にIT製品・サービスを幅広く取材し、専門誌などに執筆している。
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