2018年11月15日(木)

北方領土、4島返還堅持は22%どまり
第130回 編集委員 大石格

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2013/5/1 6:00
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安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の首脳会談がモスクワで開かれ、北方領土を巡る交渉を再開することで合意しました。首相同行筋によると、大統領は首相に他国との領土問題は面積等分で解決してきたと語ったそうです。劇的な交渉進展はあるのでしょうか。電子版読者は4島一括返還にこだわらないとの回答が4分の3超を占めました。

日ロの領土交渉はこの10年ほど停滞していました。日ロはまず経済連携を深めるべきだと主張し、北方領土に住むロシア住民への支援を後押ししてきた鈴木宗男元北海道・沖縄開発庁長官(現・新党大地・真民主代表)が2002年にあっせん収賄で逮捕され、有罪となって以降、領土問題に口を出すと白眼視される雰囲気が政界にはありました。

その後の日本は首相が毎年替わりました。となればロシアも領土交渉に本気で臨もうとはしません。昨年、当時の野田佳彦首相が「年内に訪ロ」との段取りまでこぎ着けましたが、12月の衆院選でお流れになりました。

安倍首相の今回の訪ロは質問編に書いたように、北方に位置する大国とよしみを通じることで海洋進出に前のめりの中国をけん制するのが狙いでした。その意味で、小泉時代以来10年ぶりに共同声明をまとめ、その中に領土交渉の再開を明記できたのは大きな成果でしょう。

読者も今後の日ロ関係はよくなるとの見方が7割を超えました。コメントをみましょう。

○関係改善は双方の利益にかなう(53歳、男性)

○領土を除くと問題は多くなく、共通利益は多い(29歳、男性)

○対中国を考え、ロシアとは積極的に仲良くする必要がある(52歳、女性)

要約すると「ロシアとは仲良くした方がよいし、できるはずだ」というところでしょう。

プーチン大統領のような権力者がいるうちに何とかした方がよい、という回答もかなりありました。

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