ドコモ、150メガの高速LTE提供を表明 13年度、KDDIに対抗

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2013/1/30 18:15
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NTTドコモの加藤薫社長は30日、LTE方式の高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」において、2013年度に下り速度を最大毎秒150メガビット(Mbps)へ高速化すると表明した。現在は大半のエリアにおいて下り最大37.5Mbpsのサービスを展開しており、その4倍の速さとなる。同日開催した決算会見で明らかにした。

決算説明会でLTEの高速化計画を表明する、NTTドコモの加藤薫社長(30日、東京・千代田)

決算説明会でLTEの高速化計画を表明する、NTTドコモの加藤薫社長(30日、東京・千代田)

上り速度について同社は明言していないが、最大50Mbpsとみられる。LTEの高速化をめぐっては、KDDI(au)も14年3月までに同150Mbpsへの引き上げを表明済みで、ドコモの高速化はこれに対抗するものとなる。通信各社がLTEなどの回線で繰り広げている高速化競争がいっそうエスカレートしそうだ。

■1.7GHz帯を活用、3Gを停波しLTEに転換

下り最大150Mbpsのサービスを展開するには、40メガヘルツ(MHz)幅(下り/上り各20MHz幅)の電波帯域が必要となる。このため、現時点で40MHz幅の電波を保有している1.7ギガヘルツ(GHz)帯で展開している3Gサービスの電波を停波し、LTE向けに切り替えることを軸に検討しているもよう。ドコモの3Gは主に2GHz帯と800MHz帯を使って全国サービスを展開しており、1.7GHz帯は都市部などにおける補完的な電波として利用している。このため、1.7GHz帯を早期にLTEへ切り替えても影響は限定的と判断したようだ。

ドコモ向けの1.7GHz帯は今のところ、利用可能な地域が東名阪エリアに限定されているが、このエリア限定を解除することも総務省などで検討されており、ドコモは全国規模での150Mbpsサービスの展開も視野に入れている。ただし3GからLTEへの移行が進んでいないエリアでは、1.7GHz帯の40MHz幅を全てLTEに切り替えると3Gが電波不足に陥る可能性もある。広範なエリアで一斉に下り最大150MbpsのLTEサービスを展開できるかは予断を許さない。

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