楽天子会社のKobo、米国向け電子書籍販売で米書店協会と提携

2012/8/31付
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楽天の子会社であるカナダKoboは現地時間2012年8月29日、電子書籍販売に関して米書店関連の協会American Booksellers Association(ABA)と提携したと発表した。2000店近い書店が所属するABAと手を組むことで、Koboは米国市場における地歩拡大を図る。

KoboはABAとの提携にあたり、独立系書店向けの独自プログラムを開発した。ABAに所属する書店は、Koboの電子書籍リーダー端末の全機種や、電子書籍アプリケーション、Koboの約300万タイトルにおよぶ電子書籍の提供を受け、販売できる。同プログラムには、トレーニングや店内販促ツールのほか、マーケティング、販売、ロジスティクス関連のサービスも含まれる。書店はWebサイトで直接電子書籍を販売することも可能。

米国での電子書籍販売に関しては、米Googleが電子書籍サービス「Google eBooks」のリセラー向けプログラムを、2013年1月末で打ち切ると4月に発表した。Googleは「当初見込んだほど関心を集めることができず、明らかに多くの読者や書店のニーズに対応していないと判断した」とプログラム終了の理由を説明しているが、独立系書店の間では関心が高く、ABAに所属する350以上の書店がGoogle eBooksのプログラムを通じて電子書籍販売を行っていたという。

今回のKoboとABAの提携は、独立系書店がGoogleと結んでいた提携に置き換わるものとなる。Koboは、2012年秋にはまずABAメンバーの400店がKoboとの提携に基づく電子書籍販売を開始すると見込んでいる。

Koboはカナダの大手書店チェーンIndigo Books & Musicから2009年12月に分離独立した事業。同社のコンテンツは、自社端末のほか、米Appleの「iPad」や「iPhone」、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」、Android搭載端末や、WindowsおよびMac OS Xパソコンでも閲覧できる。2012年1月に楽天が約236億円で買収している。

[ITpro 2012年8月30日掲載]

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