ソフトバンクテレコムと韓国KTがデータセンター事業で合弁
新会社を9月設立

2011/5/31付
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ソフトバンクテレコムと韓国大手通信事業者のKTは2011年5月30日、データセンターサービスやクラウドサービスを運営する合弁会社「ktSB Data Services」(仮称)を、9月に韓国で設立すると発表した(写真1)。出資比率はKTが51%、ソフトバンクテレコムが49%。

写真1 ソフトバンクテレコムの孫正義代表取締役社長兼CEOとKTの李錫采チェアマン兼CEO

東日本大震災を受け、データのバックアップ先を分散させたいという企業のニーズが高まっていることから、韓国にデータセンターを用意する。具体的には、新設の釜山データセンターを10月に稼働させ、コロケーションやホスティング、バックアップ、VDI(仮想デスクトップ・インフラストラクチャ)といったサービスを順次提供していく。ユーザー企業のサポート窓口は、ソフトバンクテレコムが担当する。

ソフトバンクテレコムの孫正義代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)は記者会見で、「国内データセンターの延床面積のうち約7割が首都圏に集中しており、ユーザー企業の約8割が遠隔地にバックアップ拠点を持っていない」と説明した。さらに、「広域災害の影響を受けずに事業を継続していくためには、国内と海外の2系統でバックアップ体制を用意することが重要」と指摘。その上で、日本企業の海外におけるデータセンター拠点として「日本からアクセスしやすく、電気料金が安く、ICTの先進国である韓国が最適と判断した」という。

なおソフトバンクテレコムとKTは、ktSBの設立に先行して、コロケーションなどのデータセンターサービスをKTのインフラを利用して7月から日本企業向けに始める予定である。

(ITpro 高槻芳)

[ITpro 2011年5月30日掲載]

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