永田町アンプラグド 「野田VS小沢」政治生命かける2週間
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2012/5/30 15:09
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政局は6月に大きく動く。ここ2年は2人の首相が退陣を表明し、1993年は永久与党だった自民党が野党に転落した。その3度とも主役を担った民主党の小沢一郎元代表は今回も表舞台に登場してきた。党分裂を辞さない姿勢を示してカメラの前で自らの所信を説明し、奪権を図る――。倒閣へカジを切った元代表と、消費増税関連法案の成立に政治生命をかける首相に残る時間は、2週間と少ししかない。

民主党の小沢元代表との会談を終え記者の質問に答える野田首相(30日午後、首相官邸)

民主党の小沢元代表との会談を終え記者の質問に答える野田首相(30日午後、首相官邸)

野田佳彦首相と元代表の消費増税をめぐる30日の会談は大方の予想通り、物別れに終わった。自民党の谷垣禎一総裁とのトップ会談ではなく、代表経験者とはいえ、いまはいち党員にすぎない元代表との党内会談を焦点にしてしまったこと自体が、首相官邸サイドにとっては痛い。

党本部まで首相が出向き、輿石東幹事長が仲介役として同席する形をとったのも、元代表のペースに引き込まれている。小沢元代表は重要な会談の際には自らの意向を代弁してくれる第三者を同席させるのを常としてきた。鳩山由紀夫元首相に退陣を迫った際も、輿石氏が横にいた。

会談が終わると直ちに記者団の前へ姿を現し、自らの事情を説明するのも常とう手段だ。30日の夜にはNHK番組に出演する。ネットメディアへの露出を主にしてきたが、あらゆる機会をとらえて自らの所信を説明する意向だ、と周辺は明かす。元代表との情報戦に負けじとばかりに、ふだんは記者団の質問に応じない首相も直ちに取材に答えた。双方、総力をあげての情報戦だ。

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