スー・チー氏率いる野党、総選挙の不参加決定
ミャンマー 選挙関連法は「不公正」

2010/3/29付
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【バンコク=三河正久】ミャンマー民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏率いる同国最大野党、国民民主連盟(NLD)は29日、中央委員会を開き、軍事政権が今月8日に交付した選挙関連法が「不公正な法律である」として政党登録をせず、年内に実施予定の総選挙に参加しないことを全会一致で機関決定した。

最大野党が総選挙をボイコットすることで、軍事政権が主導する「規律ある民主化」にむけた総選挙は、全国民の意思を反映しないとして信頼性が大きく揺らぐことになる。最大野党の選挙不参加により軍事政権が推す政党が議席の過半数を占める格好となる見通しだが、新政権が誕生しても国際社会から自由で公正な選挙結果と認められない可能性が高まる。

NLDは今後、政党ではなく政治グループとして活動を継続する見通し。NLDの動きに呼応して、武装集団を抱える少数民族が軍事政権との対立を深める可能性もあり、情勢が悪化する懸念が強まっている。

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