韓国大統領、初の謝罪 沈没事故で不手際認める

2014/4/29付
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【ソウル=共同】韓国の朴槿恵大統領は29日の閣議で、南西部・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故をめぐる政府や当局の初動対応に不手際があったと認めた上で「多くの貴い命が失われ、国民に申し訳なく心が重い」と謝罪した。朴氏が同事故で謝ったのは初めて。韓国では政府の事故対応に対する批判が強まっていた。

「対応に不手際があった」。朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が客船沈没事故で初めて謝罪(29日)

「対応に不手際があった」。朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が客船沈没事故で初めて謝罪(29日)

救助チームは同日、新たに13人の遺体を収容し、死者は計202人となった。

朴氏は「過去から積み重なった弊害を正すことができず、このような事故が起きて無念だ」と表明。政府の指揮系統に問題があったとの指摘を踏まえ、大型事故の際に政府の対応を統率する「国家安全所」(仮称)を新設する考えを明らかにした。

世論調査機関リアルメーターが28日発表した調査結果によると、朴氏の支持率は57.9%で、前週から6.8ポイント下落。鄭●原(●は火へんに共、チョン・ホンウォン)首相が27日、不手際の責任を取り辞任する意向を表明したが、野党を中心に朴氏が国民に謝罪すべきだとの要求が高まっていた。

朴氏は閣議に先立ち、多くの生徒が犠牲となった檀園高校があるソウル郊外の合同焼香所を弔問。韓国メディアによると、遺族側は政府の対応などについて朴氏に抗議し、朴氏の弔花は弔問後に外に出された。

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