立教大学とマイクロソフト、共同でビジネススキル養成講座

2012/5/29付
保存
共有
印刷
その他

日本マイクロソフトと立教大学は2012年5月28日、世界で活躍する人材を育成するための教育プログラム「考える技術・伝える技術 ~立教型ビジネス基礎講座~」を共同で開発すると発表した。日本マイクロソフト社員が、論理的思考力やコミュニケーション力などをテーマに講義をし、それを基にeラーニング教材を開発。2013年度から、全学生が受講できるようにする。「狭い意味でのビジネススキルではなく、専門分野を超えて、これからの人間社会を作っていくために役立つものを作る」(立教大学の吉岡知哉総長)。

教育連携協定の協定書を手にする、立教大学の吉岡知哉総長(左)と、日本マイクロソフトの樋口泰行社長

ビジネスの現場で求められるスキル。これらをテーマに、日本マイクロソフトのエース社員が講義をする

まず2012年6月2日から、日本マイクロソフト社員が5日間の連続講座を実施する。テーマは、分析力/洞察力を育成するための「ビジネスの課題を見つけ出し解決する」、論理的思考や構成力を育む「アイデアをまとめてビジネスを組み立てる」、マネジメント力や統率力を伸ばす「ビジネスに勝てるチームを作る」など6種類。

教壇に立つのは、「社内でもエース級の、トップクラスの講師」(日本マイクロソフトの樋口泰行社長)。「講義の多くがケーススタディー」(同社 業務執行役員 文教ソリューション本部長の中川哲氏)。マイクロソフトで起こった実ビジネスの事例を多く盛り込み、質疑応答の時間も豊富に設けるという。

この講義を基に、8月以降にeラーニングのコンテンツを制作。マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure Platform」上で利用できるようにする。このほか、日本マイクロソフトで立教大学の学生を受け入れる「立教型インターンシップ」なども用意する。

立教大学の経営学部教授で総長室調査役の山口和範氏は「世界や社会とどうつながるか。共に生きる力をどう育成するかが、大学にとって大きな課題」と話す。今回、立教大学が日本マイクロソフトの教育向けライセンスプログラム「EESプログラム」を導入したことを契機に、両者が協力して講座を開発するに至ったという。ビジネス基礎講座と銘打っているが、経営学部だけでなく「文学部や理学部などの学生にも参加してもらう。専門性は学部で身に付け、ビジネススキルをこの講座で養ってほしい」(山口氏)。

ただしeラーニングには、ディスカッションや実技などが難しいという制限がある。この点は立教大学や日本マイクロソフトも課題と認識しており、今後工夫を重ねていきたいとする。例えば「本当にできるかどうかは分からないが、Lync(マイクロソフトのビデオ会議や電話、メッセンジャーなどのシステム)を使ってディスカッションするといったことも考えている」(日本マイクロソフトの中川氏)。

(日経パソコン 八木玲子)

[PC Online 2012年5月28日掲載]

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]