2018年5月21日(月)

バネ内蔵、超厚底…異色ランニングシューズ続々上陸

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2013/5/30 7:00
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 日本でランニング人口が急増した結果、最近では国内で人気のマラソン大会にエントリーすることが難しくなった。そこで筆者は海外のランニングイベントにエントリーすることも多い。海外、特に米国の大会はレース自体はもちろん、ゼッケン受け渡しのための「エクスポ」と呼ばれるイベントの規模も大きく、数多くのランニング関連ブランドがブースを出展している。そんなときに目に付くのが、日本にはまだ上陸していない新興シューズブランドだ。

 これらは既存のシューズブランドとは異なったアプローチでランナーのパフォーマンス向上を目指している。試しばきしてみると、今までのシューズにはない推進力やクッション性、反発性が感じられる製品も少なくない。今回はそんな新興ブランドのなかから、2013年春までに日本に本格進出した5ブランドを紹介する。

■シューズにスプリングを入れる

 「シューズにスプリングを取り付けたらもっと高く跳躍できるし、速く走れるのでは」――。誰もが子供のころに考えた夢のようなアイデアを製品化したのが、米国テキサス州エルパソに本拠を置く「スパイラ」。このブランドは弁護士のアンディ・クラフサー氏がシューズに2個のスプリングを内蔵させた試作品を作ったことからスタート。幾度も作り直した末、製品を完成させた。

 「ウェーブスプリング」という反発性と安定性を兼ね備えたバネをミッドソールに内蔵することにより、クッション性だけでなく着地時にふらつくことのない安定性も確保。高い機能が評価され、同社のスプリング内蔵シューズの販売数量はすでに100万足を超えているという。2011年のチューリッヒマラソンではジョン・キャロ・キュイ(ケニア)がこのシューズで2時間10分00秒で走って優勝し、機能の高さを大舞台で証明した。

 「スティンガー2」は片足248g(27.0cm)と軽量で、スピードトレーニングからトップアスリートのマラソンまで幅広く対応するハイパフォーマンスモデルだ。(1万5750円)

 ウェーブスプリングは特殊な形状を採用することで、優れたクッション性能に加えて、高い安定性を確保することに成功している。

「スティンガー2」(1万5750円)は軽量でスピードトレーニングからトップアスリートのマラソンまで幅広く対応するハイパフォーマンスモデル

「スティンガー2」(1万5750円)は軽量でスピードトレーニングからトップアスリートのマラソンまで幅広く対応するハイパフォーマンスモデル

「ウェーブスプリング」(写真右)という反発性と安定性を兼ね備えたバネをミッドソールに内蔵(写真左)

「ウェーブスプリング」(写真右)という反発性と安定性を兼ね備えたバネをミッドソールに内蔵(写真左)

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