ゲーム用端末で3Dスキャン、マイクロソフトが開発
製造業などに応用

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2013/1/28 21:02
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米マイクロソフトが音声認識やジェスチャーといった「NUI(ナチュラル・ユーザー・インターフェース)」の技術開発を加速させている。日本マイクロソフトは28日、人の身ぶりや手ぶりを認識し、機器を操作する「Kinect(キネクト)」装置用のソフトに3D(3次元)で対象物をスキャンできる機能を追加、近日中に公開すると発表した。同日開いた技術説明会で明らかにした。家庭用ゲーム機の操作端末として開発したキネクトを製造業や医療などより幅広い分野で使ってもらいたい考えだ。

日本マイクロソフトの加治佐俊一CTO

日本マイクロソフトの加治佐俊一CTO

「人と機械をつなぐインターフェースとして、NUIが始まりつつある。今まさに、(マウスなどを使った操作方法の一種の)グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)からの転換期だ」と話すのは、日本マイクロソフトの加治佐俊一CTO(最高技術責任者)。マイクロソフトがNUIの要として普及を進めるのがキネクトだ。

キネクトは赤外線を使ったセンサーやマイク、ビデオを搭載、リモコンやコントローラーを使わずにゲームなどを操作できるセンサー装置。当初はマイクロソフトのゲーム機器向けに開発された。手の動きを感知させて、ゲーム内の登場人物を操作するなどの使い方をする。米マイクロソフトはより幅広い分野での使用を目指し、2012年2月に、企業などがキネクトを使って様々な応用法を開発するためのソフトウエアキットを公開した。以降、赤外線制御や加速度センサーの情報を取得できるようにするなど機能を追加してきた。

「KinectFusion」は近日中に公開予定

「KinectFusion」は近日中に公開予定

今回新たに、キネクトを使ってリアルタイムで3Dスキャニングができる機能「KinectFusion」を追加する。複数台のキネクトで対象物を様々な視点からスキャンして得た画像データを合成することで、3D画像として表示する。人や物を3Dで正確に大きさや形、動きを立体的にとらえて、アニメーションやゲームなどの3D映像の表現に活用したり、対象物をスキャンして試作品を作ったりなど製造業での利用を想定している。

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