2019年1月17日(木)

川崎重工、ワシントン首都圏交通局から地下鉄車両810億円分を受注

2010/5/28付
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川崎重工業は、米国法人Kawasaki Rail Car社を通じて、ワシントン首都圏交通局(WMATA)から、7000系地下鉄電車428両の発注内示を得たと発表した(図1)。受注額は約8億8000万米ドル(日本円で約810億円)とする。車両の製作および機器取り付けから最終組み立て、試験を米ネブラスカ州のリンカーン工場で行い、2013~2016年にかけて順次納入する。

図1 川崎重工がWMATAに納入する予定の7000系車両のイメージ

今回のWMATAの発注は、ダレス国際空港への地下鉄延伸計画や、老朽化した既存車の更新計画、混雑緩和による旅客サービス向上計画の実施に伴うもの。従来は各車両に設置していた運転室が新しい車両では2両で1つに減るため座席数が増加するほか、デジタルコンテンツ表示装置やCCTVカメラ、情報伝送システムなど、これまでのWMATAの車両にはなかった新しいシステムも導入される。

また、契約には最大320両を追加するというオプションが付随しており、これが行使された場合は、最大で748両を納入することになる。その場合の受注総額は約14億8000万米ドル(同約1350億円)となり、川崎重工でも過去最大規模の鉄道車両受注案件になるという。オプション車両が納入されると、1000系および4000系など既存の地下鉄車両が7000系に置き換えられ、WMATA保有車両の半数以上が同社製となる。

同社は、これまでもニューヨーク市交通局などをはじめとして、米国で累計3000両以上を受注している。全米高速鉄道計画に基づいて都市間鉄道のインフラ整備と投資が活発化していることから、今後も車両発注が増加すると見込んでいる。

(日経ものづくり 吉田勝)

[Tech-On! 2010年5月28日掲載]

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