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日立、東大と開発中の「超高速データベースエンジン」を製品化

日立製作所は2012年5月28日、東京大学と共同開発を進めている「超高速データベースエンジン」を製品化し6月7日に販売開始すると発表した。超高速データベースエンジンは「非順序型実行原理」に基づいてデータ処理することで、従来型データベースエンジンに比べて、大幅な検索性能向上が図れるという。今回、日立のサーバーおよびストレージを組み合わせた高速データアクセス基盤製品「Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」として提供する。出荷は6月29日、価格は個別見積もりである。

超高速データベースエンジンの研究開発は、日立と東大が2010年3月から取り組む「最先端研究開発支援プログラム」に基づく。最終目標は2013年度中に、従来型データベースエンジンに比べ800倍程度のデータ検索性能を達成することである。今回、研究開発の成果を生かし、従来比で約100倍の検索性能を発揮するデータベースエンジンを製品化した。従来比は、解析系データベースに関する標準的なベンチマークを基に作成した、各種のデータ解析要求の実行性能を計測したものだという。

非順序型実行原理は、データ入出力要求の発生順序とは無関係な順序で、非同期にデータを処理する。この手法により、サーバーのマルチコアプロセッサおよびストレージシステムの利用効率向上を図る。Hitachi Advanced Data Binder プラットフォームでは、サーバーに日立「HA8000/RS440」を、ストレージに「BR1200」を採用した。

日立は現在、「Field to Future Technology」というコンセプトを掲げ、ビッグデータ利活用に向けた製品・技術を強化している。超高速データベースエンジンの開発は、そうした活動の一環である。

(日経コンピュータ 森山徹)

[ITpro 2012年5月28日掲載]

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