2018年6月22日(金)

JAL機内食に「ケンタッキー」 肉に一工夫、地上の味を再現

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2012/11/28 16:01
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 日本航空(JAL)は日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)と共同で、国際線の機内食としてフライドチキンを提供する。JALはこれまでも外食大手各社との協業で限定機内食「AIRシリーズ」を提供しており、今回はその第7弾。とはいえ、機内食として揚げ物を提供するのは異例のこと。地上のKFC店舗と変わらぬ味のフライドチキンを高度1万メートルの上空で実現するには、多くの試練があったという。

日本航空(JAL)は、12月から3カ月間限定で、欧米行き国際線のエコノミークラスで「AIRケンタッキーフライドチキン」を提供する(28日、東京・品川)

日本航空(JAL)は、12月から3カ月間限定で、欧米行き国際線のエコノミークラスで「AIRケンタッキーフライドチキン」を提供する(28日、東京・品川)

 今回提供する「AIRケンタッキーフライドチキン」は、12月1日から2013年2月末までの期間限定。日本発の欧米行きの長距離国際線で、エコノミー/プレミアムエコノミークラスの2食目の機内食として、3カ月で計10万食の提供を予定する。骨付き手羽元と骨なし胸肉のほか、パン、レタス、マヨネーズベースの特製ソース、コールスローから成る。

 「ケンタッキーのフライドチキンを機内で提供するのは、全世界で史上初めて。機内で店舗とどこまで同じクオリティーのものを提供できるかにこだわった」(日本ケンタッキー・フライド・チキンの渡辺正夫社長)という自信作だ。

■開発は1年前に始動、「協業開始は1日で決まった」

 両社の協業が始まったのはおよそ1年前、11年の冬のこと。JALは同年6月にAIRシリーズの限定機内食サービスを始めており「AIRモスバーガー」や「AIR肉まん」などを提供していた。その評判を聞きつけたKFCがJALに声をかけたのがきっかけだ。

JALが日本発米欧行き国際線のエコノミークラスで提供する「AIRケンタッキーフライドチキン」。2種類のチキンとパン、レタス、コールスローから成り、すべてケンタッキーの国内工場で製造する

JALが日本発米欧行き国際線のエコノミークラスで提供する「AIRケンタッキーフライドチキン」。2種類のチキンとパン、レタス、コールスローから成り、すべてケンタッキーの国内工場で製造する

 協業を始める話は、わずか1日で決まったという。「実はJALも同じころ、KFCのフライドチキンを機内で出したいと考えていた」。機内食や機内エンターテインメントといった機内サービスを統括する、JAL商品サービス開発部開発グループの田中誠二グループ長はこう振り返る。

 機内食は手軽に食べられ、多くの乗客に喜んで食事をしてもらえるものが求められる。しかも短時間に大量の配膳ができ、コストを際限なくかけられないという条件がある。こうした要求を満たす食材はおのずと絞られるわけだ。こうして、高度1万メートルの上空でフライドチキンを提供するというプロジェクトが始まった。

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