世界最軽量のウルトラブック レノボとの提携が奏功 NECパーソナルコンピュータ「ラヴィZ(LZ750/HS)」

2012/9/5 7:00
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NECパーソナルコンピュータの「ラヴィZ(LZ750/HS)」

NECパーソナルコンピュータの「ラヴィZ(LZ750/HS)」

NECパーソナルコンピュータは、世界最軽量のウルトラブック「ラヴィZ」を8月23日に発売した。世界で初めて軽量素材のマグネシウムリチウム合金を採用。極薄のマグネシウムダイカストと組み合わせて、875gの軽さを実現した。

バッテリー駆動も8.1時間。スリープ状態からは約2秒で起動する。シャットダウン状態からのOS起動も速い。

キーピッチは18mm、キーストロークは1.2mmを確保した。ディスプレー解像度は1600×900ドットと高く、画面表示領域が広い。自宅などの2台目パソコンとデータを共有できる機能もある。

カプセルをイメージした、シャープさのなかにも丸みのあるデザイン。ボディー色は軽量感がある銀とした。CPUにi7、ストレージにSSD256GBを採用したLZ750/HS(実売価格は16万4800円程度)のほかに、i5とSSD128GBを採用したLZ550/HS(実売13万4800円程度)がある。販売目標は非公表。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

富士通の「ライフブック UH75/H」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

富士通の「ライフブック UH75/H」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

NECは国内のパソコンシェアはトップだが、国際的な展開力に欠けたため、新製品の開発や関連サービスの提供に十分な資金や人材を投入できなかった。しかし、2011年7月にレノボ傘下に入って、CPUなど部品調達コストが下がり、顧客サポートの無料化など新たな強化策が打ち出せるようになった。

製品面でも、従来は売れ筋を狙った無難な開発戦略だったが、先端的な製品、ユニークな製品を開発するゆとりができた。NECで初めてのウルトラブック、ラヴィZはその第1弾。計画当初から重さ900gを切ることを狙って開発した。

比重がアルミ合金の約50%、マグネシウム合金の約75%ながらマグネシウム合金並みの剛性を持つマグネシウムリチウム合金を世界で初めて採用した。本体の底面に使っている。マグネシウム合金を使えない複雑な形状部分には厚さ0.5~0.6mmのマグネシウムダイカストを採用した。天板にはディスプレーの構成部品を直接に組み付けた。キーボードも本体に直接組み付けた。

世界最軽量(7月時点)のウルトラブックとあって、パソコンユーザーの関心は高い。価格は比較的高いものの、夏モデルで売れ行き上位に入るのは確実な情勢だ。

価格実売16万4800円程度
販売目標非公表
発売8月23日
ディスプレー13.3型(解像度1600×900)
CPUi7-3517U(1.9GHz)
メーンメモリー4GB
グラフィックHDグラフィックス4000
ストレージSSD(256GB)
ウェブカメラ92万画素
OSウィンドウズ7ホームプレミアム64ビット
バッテリー駆動8.1時間(充電2.5時間)
大きさ、重さ313×209×14.9mm、875g

【ベンチマーク商品】

富士通の「ライフブック UH75/H」。6月7日発売。実売13万円程度。ディスプレー14型(解像度1366×768)。CPUはi5-3317U(1.7GHz)、HDグラフィックス4000。メーンメモリー4GB。ストレージはHDD(500GB)+高速処理用SSD。ウェブカメラ100万画素。LANは1000/100/10Mbps。バッテリー駆動9.1時間、充電2.0時間。大きさ327×225×9.0~15.6mm、重さ1440g。

「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。

■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で

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