タブレットは無料で 進研ゼミの「急がば回れ」戦略
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通信教育最大手のベネッセコーポレーション(岡山市)はタブレット端末を活用して、主力サービス「進研ゼミ」を新時代の通信教育サービスにしようと計画している。中学1年生を皮切りに、進研ゼミの会員である生徒一人ひとりに対して、学習専用のタブレットを無償で配布。関連システムの開発費用も含めると、2013年度だけで20億円、最終的には数百億円規模の投資額になると推察される。中途半端な覚悟でデジタル化を進めても、進研ゼミを多くの生徒にとって魅力ある学習ツールの座に居続けさせるのは容易ではないということだ。...
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