人型ロボ、宇宙へ打ち上げ秒読み 天空でも共生の時代へ

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2013/2/28 13:34
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東大先端科学技術研究センターやトヨタ自動車、電通などが共同で研究を進め、今夏に打ち上げを予定している人型ロボットの開発が佳境を迎えている。28日にはロボットの名前を発表し、並行して安全審査をパスするための試験などを急ピッチで進めている。開発に携わるベンチャー企業ロボ・ガレージ(京都市)の高橋智隆社長は「宇宙で宇宙飛行士とロボットが自然にやり取りする環境を実現できれば、全世界に『人とロボットが共生する未来』を示せる」と期待する。

無重力空間で実証実験中の「KIROBO」

無重力空間で実証実験中の「KIROBO」

人工知能を搭載し会話できる人型ロボットの研究開発プロジェクト「KIBO ROBOT PROJECT」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した研究テーマに昨年採用された。国際宇宙ステーション(ISS)内の日本実験棟「きぼう」を利用した実験を予定している。人型ロボはこの夏、宇宙へと打ち上げられ、年末から宇宙に滞在する予定の若田光一宇宙飛行士と、冬に宇宙で「対話」する予定だ。

ロボットのハード開発は、東大先端研と同大特任准教授の高橋氏が代表を務める京都大学発ベンチャーのロボ・ガレージが担当し、音声認識技術や画像処理、自然言語処理など人工知能のソフト部分をトヨタが担う。電通はロボットが話す会話のコンテンツ部分を作成した。

会話ができる人型ロボ。今夏、国際宇宙ステーションへ

会話ができる人型ロボ。今夏、国際宇宙ステーションへ

一般から公募されていたロボットの名前は、打ち上げられるものが「KIROBO(キロボ)」、地上用のバックアップ機が「MIRATA(ミラタ)」となった。本体の大きさはどちらも身長が約34センチメートル、幅が約18センチ、奥行きが約15センチで、重さは約1000グラム。日本語で会話ができ、音声認識や自然言語処理、発話用の音声合成、情報通信機能や顔認識カメラと記録用カメラなどを装備する。

宇宙空間では単体で電源が使えないため、パソコンに接続して動かす。年末に組み立てられ、1月には無重力空間での実験も積んだ。

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