2019年9月20日(金)

ジュリアナ東京がアップルの「広告戦略ハブ」に

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2012/3/28付
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1990年代初頭に名を馳(は)せた巨大ディスコ、ジュリアナ東京が存在した空間を改修したオフィスが、2012年3月19日に報道機関に公開された。東京都港区内に建つ1974年完成の第三東運ビル1階部分で、同ビル5階と6階に拠点を置いているTBWA博報堂が入居する。同社は、広告事業を手掛けている。

ジュリアナ東京があった空間を改修したオフィス。「スカイグリッド」と呼ぶ巨大な照明を、柱間に配した(写真:日経アーキテクチュア)

ジュリアナ東京があった空間を改修したオフィス。「スカイグリッド」と呼ぶ巨大な照明を、柱間に配した(写真:日経アーキテクチュア)

今回、改修したオフィスでは、アップル社をクライアントとする広告業務を取り扱う。TBWA博報堂の座間一郎社長兼CEO(最高経営責任者)は、「中国や韓国における広告戦略を練る東アジアのハブになると思う」と説明する。

2006年の設立以降、TBWA博報堂は業績を着実に拡大してきた。東日本大震災の発生などを受け、日本経済が厳しい環境に置かれているなかでも、「2012年3月期の決算で、前年に比べて27%増の売り上げを達成する見込みだ」(座間社長)。今回、1階を改修した建物の5階と6階に、既にオフィスを構えているものの、人員の増加などに伴って、執務空間が手狭になっていた。

■巨大照明で均質に照らす

第三東運ビルの外観(写真:日経アーキテクチュア)

第三東運ビルの外観(写真:日経アーキテクチュア)

ジュリアナ東京の閉店後に1階に入居したサーフショップが撤退したことを受けて、TBWA博報堂はそこを新たに借りて、オフィスを拡大することにした。

この要望に基づいて、第三東運ビルを所有する東京倉庫運輸から委託を受けたイーソーコ総合研究所が、設計コンペを実施。吉村靖孝建築設計事務所が改修設計を担当することとなった。照明計画では、岡安泉照明設計事務所が協力。改修工事は戸田建設が実施した。オフィスのコンセプトはTBWA博報堂が作成している。

改修設計において、特に注力した点が「スカイグリッド」と呼ぶ巨大な照明だ。最大16m間隔で立つ柱の間に、柱と同じ太さで梁下に照明器具を配した。7mという天井高を生かし、床面に向けて均一に光が広がるようにしている。全灯点灯時の机上面照度は700ルクスで設定した。

照明にはオーデリック製のシームレスライン蛍光灯を採用した。長さ1mで29Wの仕様と長さ85cmで24Wの仕様の製品を設置している。

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