2018年1月23日(火)

ドコモが年内製品化 新OS「Tizen」が発進
ジャーナリスト 石川 温

モバイルの達人
コラム(テクノロジー)
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2013/2/27 19:47
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 オープンソースのモバイル端末向けOS(基本ソフト)「Tizen(タイゼン)」を展開するTizenアソシエーションは、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress(MWC)2013」で、Tizenの現状や今後の展開を説明した。スマートフォン(スマホ)の「第3のOS」を目指し有力な携帯電話会社やメーカーが集結したTizenからは、年内に製品が登場し、その姿を具体化させる。

Tizenが動作するスマートフォン(韓国サムスン電子製)

Tizenが動作するスマートフォン(韓国サムスン電子製)

■初号機はサムスン製、ドコモも年内製品化

 TizenはWebページ作成の次世代言語「HTML5」をベースにしたモバイルプラットフォームで、今回のMWCでKDDIが製品化を発表した「FirefoxOS」と方向性が近い。

 Tizenの推進企業には、韓国サムスン電子を筆頭に、米インテル、中国ファーウェイ(華為技術)、NEC、富士通、パナソニックモバイルコミュニケーションズといったメーカーや、NTTドコモ、仏オレンジ(フランステレコム)、韓国KT、同SKテレコム、英ボーダフォン、米スプリント・ネクステルなどの携帯電話会社が名を連ねる。Tizenアソシエーションの議長はNTTドコモの永田清人氏が務める。

 これまでサムスン電子は独自に「SLP(Samsung Linux Platform)」を展開し、米インテルも「Meego(ミーゴ)」と呼ぶプラットフォームを手がけていた。Tizenはこれら企業が集結し、HTML5をベースにした新たなモバイル向けプラットフォームとして誕生した。

 Tizen初号機の製造メーカーは、当然ながらサムスン電子製になるとみられている。「サムスンはTizenに本気で取り組んでいる。(サムスンが独自に手がけるスマホ向けプラットフォーム)『bada』のメンバーがベースであったが、いまでは毎週のように開発メンバーが増えており、急ピッチで開発を進めている」(サムスン関係者)という。

 FirefoxOSはどちらかというと、新興国向けの安価なスマホから製品化が始まるようだが、TizenはグーグルのOS「Android」でGALAXYシリーズを手がけるサムスン電子が製品化するため、ミドルからハイエンドにかけて商品となりそうだ。永田氏は「サムスンが手がけることで、いいデバイスを期待できるのではないか」と語る。

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